「心」は変えられる。媒体掲載で3名採用、うち1名は職種転換へ

採用成功事例レポート vol.21

ちばキャリを活用して採用活動を成功させた企業様に、その秘訣を伺います。今回は千葉市稲毛区にあるアイコミュニケーションズ株式会社の布留川社長にインタビューを行いました。



<募集職種>
・電気設備の反響営業スタッフ
・事務スタッフ
・電気工事スタッフ

<募集背景>
・ガバナンス強化のための増員募集

<成功ポイント>
・本人の適性をみて、採用ポジションの明示

アイコミュニケーションズ株式会社
施工実績は年間約1200件。オール電化製品(IHクッキングヒーター、エコキュート)、太陽光発電、蓄電池、V2Hなど、電気設備の提案から販売、設置、メンテンナンスまでワンストップで提供。なかでも「V2H」は、将来的に30兆円市場に成長することが予想されるなか、既に県内ではNo.1の実績を誇っています。今後の成長ドライバーと位置づけ、一般ユーザー向けのサービスサイトを立ち上げるなど、販売体制を強化しています。


ビジネスも採用も「全力で話し、全力で伝える」成功体験を一緒にできる職場へ

ちばキャリの利用背景を教えてください

今回のちばキャリの利用背景としては、あくまで「当社の採用ツールの1つ」といった形で、利用をさせていただきました。

当社で扱っている”太陽光とか再生可能エネルギー商材”のニーズが高まってきている中で、当社もより会社組織としてのガバナンス強化をしていかないとならないと感じており、最初は別口でお金をかけてサイト構築を行っていました。ただ、その中で「1つの手法で行うより色んなチャネルを使用していった方がいい」というアドバイスを知り合いから受け、以前、新卒採用をちばキャリで行ったことをふと思い出し、当時から付き合いのあったちばキャリの営業担当へ連絡をさせていただき、利用する流れとなりました。

とにかく色んなサイトで同時に掲載を始めていたので、以前お付き合いのあった媒体というだけの巡り合わせ。「じゃあ、ちばキャリさんも掲載しようかな」くらいの期待値でした。

他媒体では0名。ちばキャリでは、3ヶ月で3名の採用へ

僕的には本命で課金していた他社媒体では0名採用という結果で。
でも、当初期待値の低かったちばキャリでは、蓋を開けてみると「3名採用」と「あれ、ちばキャリどうした?!」と、想定以上・期待値以上の成果だったんです。「ちばキャリすごいじゃん!」って!笑

反響営業・事務・電気工事スタッフと3職種の掲載をしたのですが、特に、事務職での反響が多くあり、合計3名の方がご縁あって入社へ。全て事務職希望での応募だったのですが、そのうち1名は営業への適性があると判断し、面接時にコンバート(職種転換)の提案・承諾いただきましたので、今回の採用活動では最終的に「事務職2名・営業職1名」での採用となりました。

コンバート(職種転換)がうまくいった秘訣は?

事務職ってとても曖昧な職種じゃないですか。当社としては、ちばキャリの制作の方に原稿を作ってもらう際に「これとこれと、これをやってくれたらいいよ」と、当社で必要な要素を3つくらい意識した打ち出しをしてもらっただけで、あとはお任せ。実際に応募いただいた求職者の方と面接したなかで、その要素にマッチングした方を採用させていただきました。

「営業職をやってみないか?」とお声掛けした方は、若手の男性で、前職では接客業をやっており人と話すことが好きということなど「当社の営業職として、活躍できる素養」を非常に感じたんです。もちろん本人には「営業も向いているかもしれないよ」と、強制はせずに提案ベースで話を進めつつ、保険をかけるわけじゃないですが、彼にも安心してもらえるように、当社で実際にあったジョブチェンジ例(※)のお話しもさせていただいたりもしました。

(※)アイコミュニケーションズでは以前より新卒採用がメイン。入社後に本人の適性にあったキャリアが描けるように、年に数回の面談を実施し、実際に「営業から事務、最終的には工事部での適性を見出し活躍中の4年目の社員」や「”来月から営業をやってみたい!”と希望し、工事部から営業へ転換した社員」などもおります。適性がない=退職ではなく、「誰にでもチャンスがある」ことを常に明示、その子の将来を二人三脚で考え、実行できるような体制作りを行っています。

ちっちゃい会社なんで、採用の要項にも書いてある通りで「まずやってみる」っていうのが、当社のスタンス。なので社員たちには、色んなことをやってもらっちゃっています。

ただ、実際にやってみて向かないこともありますので、当社ではジョブチェンジをマイナスなことと考えずに「向いていることを見つける、自己実現を目指すキッカケの1つとして捉えていること」は常に社員に明示しています。同様に、求職者の方にも、我が社に迎えられるときの1つのご提案として、「こっちの職種にも向いてそうだなぁ」と話していて感じたら、常に提案をさせていただいています。

この考えの根底の軸には、僕自身が営業も技術者も経験し、いまでは会社経営を行っているという「成功体験」があるからとも思っています。

「誰にでもチャンスはあるし、”人は変えられる、変われる”」。そして僕自身も、いまカミさんに怒られながら、色んなことを変えている最中(笑)いつでも柔軟な発想・対応をしていきたいと思っているからこそ、今回のご縁に繋がったと思っています。

将来の夢がない人と思うのではなく「遠慮なく語れる環境」を用意するのが重要

採用するときに大事にしているところは?

誰にだって理想もあるけど、その裏には現実もあるじゃないですか。でも、理想を多いに語らないと、キャリアアップもそうですけど「僕はこうなりたい、私はああなりたい」という姿も見えてこないわけであって。だた、夢を語る云々の以前に「遠慮なくこういったことを話せる場」がないと、その先にある現実は見えてこないと思っています。

だから僕はいつも面接した子や、社員には「遠慮しないで夢言ってよ」という理想の話をしてもらったうえで「じゃあ、それを叶えるにはどうしたらいいかな?」と、現実の話をするようにしています。その終着点に個人の夢や、会社の夢が見えてくると思っています。

ただ、夢の定義はあるようでないものですし、やりたいことが迷子になっている方は、社員の場合ですと、定期的な1on1でしっかりと「いま」の気持ちを確認し、理想と現実を擦り合わせ、結果、同じ方向を向いて歩ける子たちがいて、いまのアイコミュニケーションズなんですよね。ある意味、部活な環境の会社なんです(笑)

求職者の方たちにも、遠慮なく、ぶっちゃけ仕事に関係してないことでもいいから「夢を話やすい空気感」を作るようにしています。そして、話は戻りますが、夢(理想)を叶えるためには、現実の話が必要で、どうやって叶えるかですよね。それが本人のキャリアプラン・ライフプランになっていく。
なので、当社のその夢を叶えられる環境があるかどうかを判断できるように、基本的には隠すことはせず、いいことも悪いことも厳しいことも会社の夢も、全てオープンに話すようにしています。ただ、会社としても、人が増えていった時にどんな新しい政略ができるかも考えながら「この子がはいったら面白いことできそうだな」って、採用活動をしています。

スキルに関しては、後からついてくるじゃないですか。人間が本気になった時の力ってすごいと思っていますし、さっきも話した通り「人は変われる」。なので、当社では技術ではなく「人」を見て「対話をして」採用を行っていますし、加えて、夢を持っている子は全力で応援したいと思っています。今回採用をした方たちも、各職種は未経験ですが、面接でそれぞれの夢を話してくれて「じゃあ、どう叶えていこうか」と、お話はしていますしね!

僕は面接でも職場でも「全力で話している」ので、この姿に共感してくれて一緒に夢を追える人が入ってきてくれてると思っています。

千葉発信で全国に「知」の共有。そんなカンパニーになりたい

これからの展望・次の採用に向けて教えてください

何回も同じことを語っちゃうけど、人が増えることでやりたいこと、できることが沢山見えてくる。「これもできるんじゃない?」「こんな人材いるから、これもできそうじゃん!」なんて、アイディアがどんどん出てくるし、叶っていくと思うんです。

なので、新卒メインだった採用でしたが、ダークサイドの目って言っちゃうとあれだけど、社会人経験を持っているキャリア層も採用していって、組織を大きくさせていこうと採用ターゲットを広げている最中なんです。

記事になっちゃうし、ここでは内緒にさせていただきますが(笑)やりたいブランディングも、とにかくいっぱいあって。「アイコミュニケーションズ、カッコイイじゃん!」「千葉でなんかすごいことやっている会社あるんだけど!」って思ってもらえるような、組織を作っていきたいですね。

それは社内だけでなく、社外でも本質的には同じ。例えば千葉キャリさんも、千葉で千葉県の企業支援をしているし、千葉を盛り上げていく仲間だと思ってます。こういった専門知識のある千葉の会社をいくつも集めて「メイドインローカル、千葉から全国に知識の共有」をしていきたいとも思っています。千葉に拠点を持つ会社として、もっと千葉県を盛り上げていきたいですね。

取材後の感想

「とにかく話をしていてワクワクした」この一言に尽きる取材でした。同社の今後の戦略だけでなく、千葉で千葉を盛り上げていきたいという想いも伺うことができ、同じ千葉を拠点に持つ会社として「何か一緒にできることはないだろうか」と、つい考えてしまうようなワクワクした時間でした。

社長が常に仰っていたのは、心技体の「心」は変えていけるということ。実際に同社に勤めている社員様たちも、入社時から1年後には「アクションプランシートの内容がより具体的に、そしてガラッと変わっている」と、伺うことができました。社長自身は「きっと大変なことも多いだろうけどね」と仰っておりましたが、私たちには「大変だけど、楽しいが勝る瞬間がある」からこそ、気持ち(心)が変わっていくのだろうとも、感じさせていただきました。

2023年5月取材(取材:永野・石橋)

 

会社名 アイコミュニケーションズ株式会社
事業内容 ・オール電化、太陽光発電システム設置工事販売 蓄電池システム設置工事販売
・各種 電気工事、各種 水道工事、 各種 空調工事販売
・LED照明工事、住宅設備機器保守事業
・各種メーカー、住宅設備機器 販売・卸
・外壁塗装、各種 住宅リフォーム 家具卸販売
・ネットワーク構築 配線 設定・設置
・保守工事事業
設立 2006年12月18日
本社所在地 千葉県千葉市稲毛区山王町271-1
代表者 代表取締役 布留川剛仁
会社HP http://ai-comm.net

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