取材を挟むことで自社の魅力をアピール。複数職種で採用成功へ

採用成功事例レポート vol.23

ちばキャリを活用して採用活動を成功させた企業様に、その秘訣を伺います。今回は千葉市にある株式会社ティーエムアドヴァンスの宇田川社長にインタビューを行いました。

＜募集職種＞
・営業・プランニングスタッフ
・施工管理スタッフ
・作業スタッフ
・一般事務

＜募集背景＞
・増員募集

＜成功ポイント＞
・取材を挟むことでターゲットに向けた文言の打ち出しへ

株式会社ティーエムアドヴァンス
千葉県を中心に首都圏でプール施工等外構・エクステリアで皆様の暮らしをデザイン。メインは大手ハウスメーカーから紹介で、年間200件程の物件を手掛けています。最近では高級住宅や別荘を建てるお客様が直接ご来社されるお客様も増えてきました。

キッカケは、社員から「駅広告を見たことがある」と口コミ

これまでの採用手法とちばキャリの利用背景を教えてください

ちばキャリを利用するまでの採用手法のメインはハローワークと自社HP。ちょこちょこ応募はあったものの、自社で採用したいと思うターゲットがなかなか来なくて悩んでいました。また、採用しても「想像以上にキツイ」と試用期間で辞めてしまう方も多くて、そういった点も当社の課題と感じていました。

そこで初めて「有料媒体を利用してみよう」となりました。社内で検討をした結果、まず試してみたのは、新卒採用。とにかく若手が欲しいという想いがあり、育てていくことを視野に、大手求人媒体にて新卒採用での掲載を行いました。応募もまずまず、でも、結果は「内定辞退者」の続出…。当社のある場所が車で通った方が楽な立地もあり、都内の会社と比較されてしまうと選んでもらえないことが多かったんです。継続利用も考えましたが、金額面を考えると「もう少し別の方法はないか」と、再度社内で検討をすることにしました。

知り合いの会社に聞いてみたり、千葉の求人サイトはないかな？と調べていた時に「ちばキャリ」の存在を知ったんです。

失礼ながら私自身はちばキャリを知らなくて。社員に「知ってる？」と聞いてみたところ、「駅広告で見たことがありますよ！」と何名かから声が上がり「知っている子がいるなら、使ってみようか」と、問い合わせをさせていただきました。なので、利用背景は「千葉県に特化という部分」「千葉県民である、社員たちが知っていた」という点からです。

少ない情報から魅力的な原稿を作ってくれた。自社の魅力を知れた瞬間でした

利用してみての感触はいかがでしょうか

いままで「自社の何が魅力か」なんて分からなかったんです。また、いまでも正直「何が魅力なのだろうか」と悩むことも多くあります。でも、ちばキャリの営業担当の方・制作担当の方と取材を通して話していく中で「それは強みですよ！」と言っていただき、そういったタイミングで、これはウチの強みなのかと知れる機会になっていったんです。

ちばキャリさんの取材で初めて自社のことを話す機会があって、その時はそんなに多くのことを話せなかったのに、出来上がった原稿をみて「少ないはずの情報から、こんなにもしっかりとした原稿を作ってくれたんだ」と思いました。また「人」や「仕事のやりがい・難しさ・育て方」などにも触れていただき、入社後のイメージを少しでも伝えられる内容なのもいい部分と感じて。

結果、ハローワークとは比べ物にならないくらい反響があり、最終的には事務スタッフの採用と、今回転職者インタビューをしていただいた小澤さん（施工管理スタッフ）の採用ができました。

小澤さん採用から見えた、自社に合う方の特性

今回（2023年5月～）久しぶりのご利用となりますが、採用の指針などありますか？

小澤さんはハキハキ明るい方で人柄的には施工管理に向いていると感じつつも、やっぱり業界も職種も未経験であるという点では不安だったんです。「思ったより忙しい」と、また辞められてしまったらどうしようか…という不安もありました。

でも彼は、未経験スタートでも、いまも楽しんで仕事を続けている様子を見ることができています。それは彼自身が「新しいことに飛びつくタイプ」「大変なことも面白い」と思ってくれる性格だったことなんです。よく考えたときに、やっぱりウチを辞めちゃう子の多くの理由が「前はこんなに大変じゃなかった。覚えることが想像より多い…」と、前職と比較しちゃう子だったんですよね。入社後の合う・合わないはどの会社にもあると思うのですが、「人」の部分が、なかなか面接で見極められないことだったんです。

ただ、小澤さんの活躍を見ていて自社に合う性格の方が分かってきたので、原稿はもちろん面接でも、その方が持つ「好奇心・前向きさ」などをしっかりと見ていきたいと思っています。

これから組織体制について教えてください

エクステリアって「造るモノに夢がある仕事」と思っているんですよね。お客様の理想を叶えられる夢のあるお仕事。だからこそ、社員たちにも「自己実現ができる職場」と感じていただけるようにしたくて。

いまは少し忙しい時期が続いていて、このままだと自己実現するまえに疲れてしまうと課題を感じているので、1人でも増員をし、個人個人の負担を減らしていきたいと思っています。社員のためにも、採用を頑張りたいですね。

また会社としても、社員の有給取得率を上げていったり、現場に行かなくても進捗が把握できるようなアプリの導入なども行ったりと、働く社員にとって少しでもいい環境にしていこうという取り組みを行っています。増員だけでなく、会社も変えていきながら、これからも成長していく会社にしていきたいと思っています。

取材後の感想

「上手く伝えることって難しいよね」「ウチの魅力って何なんだろう」不安そうに話す宇田川社長を、隣でニコニコ、温かく見守っている奥様（事務）がとても印象的と感じた取材でした。

周りから「それは御社のいいところですよ！」「他社にはない部分ですよ」と周りに言ってもらって初めて知ることが多い、ということも仰っており、とても顕著で、だからこそ丁寧に会社の働き方改革や、自分自身の仕事に対しても丁寧に行っているんだろうなぁという印象も受けました。

とても丁寧に、私たちの目線でお話をしてくれるお二人。温かい時間の流れた取材でした。

2023年5月取材（文：石橋／インタビュー：永野）