【転職希望者リサーチ】千葉勤務希望の転職希望者がより詳しく知りたいのは、想定年収や労働時間の実態

株式会社千葉キャリ(本社:千葉県船橋市、代表取締役:種村 剛、以下千葉キャリ)は、首都圏在住で千葉または東京勤務を希望する転職検討者を対象に調査を実施しました。

千葉県の中小企業にとっては、千葉県での勤務を希望している転職希望者の志向をつかむことは重要です。今回は、転職活動において応募を促進する要因や応募を躊躇する要因、求人サービスに求める要素などをリサーチし、千葉勤務希望者と都内勤務希望者で比較し分析しました。
調査期間は、2023年6月23日(金)~6月26日(月)です。以下、407人の回答結果の概要を報告します。

トピックス

  • 千葉勤務希望者、都内勤務希望者ともに、転職に関わる情報収集源として求人サイトを最も多く活用している。
  • 千葉勤務希望者、都内勤務希望者ともに、給与額を重視して転職情報を見ている。
  • 千葉勤務希望者、都内勤務希望者ともに、求人メディアに対して、想定年収、労働時間の実態、有給取得率などの透明化を期待している。
  • 千葉勤務希望者は都内勤務希望者に比べて、休日数や労働時間、有給取得率などワークライフバランスに繋がる要素を重視して転職を検討する傾向が強い。
  • 千葉勤務希望者は、都内勤務希望者以上に、同僚や同年代社員のリアルな声を知りたいと思う傾向がある。

解説

Q1.転職活動で利用しているサービスや情報収集源(回答はいくつでも)

 

💡 全体として、転職活動で利用されているサービスや情報収集源には「求人サイト」(49.9%)が最も多く挙げられており、続いて「人材紹介(転職エージェント)」(40.3%)、「公共機関(ハローワーク)」(27.3%)が多く挙げられています。

千葉勤務希望者に限ってみても「求人サイト」が最も多く活用されていることに変わりありませんが、2位3位の順位は逆転しており、人材紹介(31.5%)よりもハローワーク(33.3%)のほうが多く利用されていることがわかります。 これは千葉勤務を希望する転職希望者がより地域性を重視し地元メディアからの情報収集を優先している可能性を示していると考えることができます。

Q2.転職活動で最も活用しているサービスや情報収集源(回答は1つ)

💡 Q1で約50%の方が「求人サイト」を利用していると回答しており、全体として「求人サイト」は一般的に最も浸透した求人サービスであると考えられます。 ただし、「最も活用しているサービス・情報源」として1つだけを回答するQ2では、情報源全体に対する占有率は31%にとどまっています。

同様の傾向が人材紹介(転職エージェント)にも見られ、Q1(複数回答可)では40.3%と高い利用率を示していたのに対してQ2(単一回答)では24.1%となっており、16ポイントほど下落しています。

これらのデータから、多くの転職希望者が複数の情報源を活用している可能性が示唆されていると考えられます。

Q3.応募企業を選定する上で重視する要素を教えてください。

💡 全体傾向として、「給与」(87.7%)、「仕事内容」(81.8%)、「勤務地」(81.1%)の3点が最も重視される要素となっています。 次いで、「福利厚生」(54.5%)や「休日数」(53.8%)など、労働環境の質についても相当の関心が寄せられていることが見てとれます。

千葉勤務希望者の傾向も全体の傾向と概ね一致していますが、いくつかの点で違いが見られます。特に、「休日数」を重視する割合が60.2%と全体平均(53.8%)よりもかなり高く、一方で「ビジョン・経営理念」を重視する割合(11.1%)が全体傾向(22.4%)と比較してかなり低く出ています。 これらのデータから、千葉勤務を希望する人々は会社の理念などよりもプライベートとのバランスを重視して見る傾向があることを示唆していると考えることができます。

Q4.転職をするにあたって不安だと感じる点について教えてください。

💡 全体傾向として、「会社の雰囲気がわからない」(59.0%)、「給与が下がる可能性がある」(55.0%)、「休みがとりやすいかがわからない」(49.6%)の3点が、転職にあたって不安を感じるポイントとして多く挙げられており、転職希望者が現在のライフスタイルからの変化の可能性を気にしていることが伺えます。

また、「自分の年齢で大丈夫か自信がない」(43.5%)、「一緒に働く人とうまくやっていけるか自信がない」(41.8%)、「スキルや経験が通用するか自信がない」(31.9%)といった、キャリアに関する不安も多くの転職希望者から挙げられています。

千葉勤務希望者の傾向も全体傾向と概ね一致していますが、「休みがとりやすいかがわからない」(62.0%)という点に不安を感じている割合が都内勤務希望者(45.2%)と比較して特に高くなっており、千葉勤務希望者がワークライフバランスを重視していることを示しています。

Q5.求人サービスで必要だと思う情報、充実させてほしい情報があれば、教えてください。

💡 全体として「想定年収(賞与実績)」(61.4%)、「労働時間(残業)の実態」(59.5%)、「有給取得率」(56.3%)が求人サービスで必要だと思う情報のトップ3となっており、労働と給与のバランスを検討するための具体的な情報の透明化に強い関心が寄せられていることがわかります。

また、「同僚や同年代社員のインタビュー」(45.9%)を読みたいというニーズが比較的高いのに対して、「経営者のインタビュー」(13.5%)を読みたいというニーズは比較的低く出ており、転職希望者は、会社のトップである経営者よりも、まずは普段接する機会の多い同僚のことを知りたいと感じていると考えられます。

Q6.その企業に関心を持ったけれども応募を躊躇する理由となるものを教えてください。

💡 その企業に関心をもったけれども応募を躊躇する理由として、全体的に最も多くの人が挙げたのは、「給与が低い」(59.2%)という点です。給与額が転職希望者にとって非常に重要な判断基準となっていることがわかります。「本当はこの会社に行きたい」と思いながら給与額を理由に断念しているケースも少なからずあるかもしれません

なお、「離職率が高い」(48.6%)、「ネガティブな口コミがある」(46.2%)といった要素も相当に影響していることがデータに示されており、転職希望者が応募を検討している企業のネガティブな情報に対して敏感であることが示唆されています。

千葉勤務希望者においても「給与が低い」ことが応募を躊躇する最大の理由になっていますが、それに加えて「年間休日数が少ない」(51.9%)も半数以上が挙げており、都内勤務希望者(43.1%)よりも高くなっていることから、都内勤務希望者と比べてワークライフバランスを重視する傾向があることが、ここからも伺えます。

Q7.応募を前向きに検討する理由となるものを教えてください。

💡 応募を前向きに検討する理由として「給与が高い」(64.1%)が全体として最も多く挙げられており、やはり給与額が転職希望者にとって非常に重要な要素であることがわかります。

千葉勤務希望者においては、「給与が高い」(66.7%)が全体平均以上に高く出ており、千葉県内の企業に転職を希望する人は給与額に特に敏感であることが示唆されています。

Q8.転職を検討している理由について教えてください。

💡 転職を検討する理由として「給与が低い」(42.0%)を最も多くの人が挙げており、全体傾向として給与額はやはり重要な要素であることがわかります。

ただし、他の要素も満遍なく挙げられているため、給与額に加えて、他の複数の要素が重なって転職を検討しているケースが多くある可能性を念頭においておくのが妥当であると考えられます。

なお、千葉勤務希望者が給与額以外で多く挙げている要素としては、「職場の人間関係が良くない」(30.6%)に加えて、「評価があいまい、不公平である」(28.7%)、「仕事がつまらない」(28.7%)、「仕事内容が自分の希望と合っていない」(27.8%)などがあります。

仕事内容そのものや評価制度を現状より良くしたいと望んで転職を検討している人も3~4人に一人はいるものと認識しておくべきかもしれません。

総括

千葉勤務を希望する⼈々はまず、給与、仕事内容、勤務地の3点をみて転職先企業を選んでいると考えられます。その上で、働きやすさに関する情報(残業時間や有給の取得率、年間休⽇数など)のほか、同僚となる人のインタビューに着目している傾向がみてとれます。

応募を躊躇する理由としては、第一に給与の低さが挙げられています。離職率の高さやネガティブな⼝コミなども、応募を躊躇する理由として多く挙げられています。

企業としては、適切な給与額の設定や労働環境の整備を行うとともに、それらを具体的な数値(想定年収や残業時間実績、有給取得率など)で⽰したり、採⽤希望者と近しい年代の社員のインタビューを積極的に掲載したりすることが、採用活動を行う上で効果的と⾔えそうです。

※本データおよび分析結果は簡易版になります。採用に関する情報をお求めの企業様へご提供できるよう、現在、さらに詳細な分析データを作成中です。

調査概要

(1) 実施期間:2023年6月23日(金)~6月26日(月)
(2) 調査対象:転職活動中、転職活動を検討中の方
(3) 回答人数:407人
(4) 調査方法:インターネット調査