セミナーレポート「中小企業が『脱ナビ』で新卒採用を成功させるポイント」

5月30日、株式会社シナジーコンサルティングの代表取締役 村山隆行氏を講師としてお招きし、『中小企業が「脱ナビ」で新卒採用を成功させるポイント』セミナーを開催しました。

中長期的な視野を持ち、組織強化と考えて新卒採用を行う

まずは組織課題・採用状況について各社グループワークにて情報交換を行ったあと、企業の成長ステージに合わせた採用活動の必要性を説明いただきました。
『採用活動=人材獲得』に留めるのではなく、『新卒採用=組織強化』を考えて採用活動をする必要があるとのことです。
目先の採用課題にとらわれることなく中長期的な視野を持つ必要がありそうです。

中小企業の新卒求人倍率は9.91倍

次に新卒の市場環境について説明をいただきました。
求人倍率は1.88倍。これだけでも高い水準ですが、従業員数300名以下に限って見てみると9.91倍と中小企業にとっては厳しい数字です。

話は19新卒からみる20年新卒のトレンドについて移ります。
19新卒のインターンシップ参加率は78.7%、インターンシップへのエントリーは90.7%とこちらも高い水準です。
20新卒は19新卒と同じスケジュールということを考えると、20新卒もインターンシップは外せない施策となるとのことです。

インターンシップ採用の鍵を握るのは「プログラム×イベント」

学生のインターンシップ選定基準の紹介があり、1位は「インターンシップの内容」でした。
中小企業が勝負できるポイントはここになるとのことで講師の説明にも熱が入ります。
一見大手企業向きのインターンシップ採用ですが、実は中小企業にこそぴったりの採用手法という説明と、どのようなプログラムが学生を惹き付けるのか、実際のインターンシッププログラムを交えて紹介いただきました。

<紹介された事例>

  • 測量体験ゲーム
  • まちづくりシュミレーションゲーム
  • 経営者体験ゲーム

など。
学生から不人気業種・職種、もしくはまったく認知度のない企業の採用成功事例は参加企業の関心を得ていたように思います。

インターンシップについてご関心がある方は、千葉キャリまでお問い合わせください。

アンケートへお寄せいただいたコメント(一部抜粋)

  • 現場からのリクルーター選出が大事だということで、実際にやろうと思いました。
  • インターンシップの重要性を感じていたが、データも含めて理解ができ、内容も考える必要を感じました。
  • 実際の学生の動きを改めて知ることができて良かった。
  • インターンの内容事例が参考になりました。

 


「中小企業が『脱ナビ』で新卒採用を成功させるポイント」概要

日時:2018年5月30日(火) 10:00~11:30
講師:(株)シナジーコンサルティング 代表取締役 村山隆行 氏
主催:株式会社千葉キャリ