初めての有料中途媒体の利用で、2名の未経験者採用へ(松原建設株式会社様)

採用成功事例レポート vol.21

ちばキャリを活用して採用活動を成功させた企業様に、その秘訣を伺います。今回は千葉市にある松原建設株式会社の採用担当者様にインタビューを行いました。


<募集職種>
・作業スタッフ(河川・ダム・湖など水上土木工事)

<募集背景>
・工事の品質を高めるための増員募集
・経験者に偏ることなく、幅広く人材を募集したい

<成功ポイント>
・取材時や掲載開始後のフォローが厚く、自分たちでは引き出しきれなかった強み、良さを具体的にアピールできたこと

松原建設株式会社
明治37年に創業以来、河川・湖沼・ダムなどの水上土木工事一筋で技術を磨いてきた松原建設株式会社。数ある工法の内、私たちが得意とする「ユニフロートシステム工法」では、国内トップシェアを誇ります。ユニフロートとは、水の上で工事を行うための足場。これを進化・深化することで、作業スペースが狭いエリアでの工事を可能としました。


今までの採用は協力会社からの転職や、社員からの縁故採用がメイン。自社での採用を強化したく始めたのが「ちばキャリ」でした

これまでの採用課題

本社を含めると全国8ヶ所に事業所があり、基本的には各営業所ごとに職業紹介所を通じた現地採用(原則転勤なし)でした。いまでも各営業所単位での採用は行っているのですが、当時の採用の大半は、同業他社からの転職希望者でした。自社から取りに行くというよりは、いわゆる受け身の採用です。

長くこの採用手法を行っていましたが「これだけでは限界があるよな…」と感じ、次に取り組んだのは「人材紹介(ちばキャリエージェントではなく他社にて実施)」でした。当社が行っている事業が特殊なこともあり経験者が欲しいと、ある程度費用をかけた即戦力採用を試しました。結果、何名か紹介いただいたのですが芳しい成果には、至りませんでした。

もちろん経験者は即戦力として魅力的ですが、業界の人材不足もあり、年々その数は少なくなっていきました。そういった状況もあり技術の継承をすべく教育体制を構築し、屋外の作業を受容れてさえ頂ければ、やっていくことができる環境づくりに注力しました。実際、元事務や営業職の方、意外だったのは元行政書士の方など、全く異なる環境からの転職があり、いまも頑張っています。

そういった実績もあり未経験者でも活躍できるといった点から、幅広く人材を募集するため、ちばキャリさんの提案を受け、利用することを検討しました。

水上作業がメリットに。自社の魅力を全面に出した求人へ

これまでも無料媒体を利用した経験がありましたが、ちばキャリさんは初めて検討する有料の中途媒体でした。

ちばきゃりさんにお任せする決め手は、契約する前からの情報提供と圧を感じない程度の熱意でした。無料セミナーも紹介いただき本社にお伺いをしましたが、スタッフさんの雰囲気も良かったです。また、営業の方は「いまの市場はこうですよ」「最近の採用状況どうです?」など、何度もご連絡をくれて。そういった姿勢もあって、まずは試してみようかと思いました。

営業担当の方との打ち合わせだけでなく、そのあとにも制作(取材)担当の方との打ち合わせもあり、「水上作業とは実際に何を行っているのか」や「入社してくる方の応募のきっかけ」など、丁寧に打ち出していただいて。無料媒体と比較して、出せる情報量の違いにも驚きました。

原稿も一方的に提案されるのではなく「私たちの伝えたい想い、その伝え方について相談しながら考えてくれる」ので、企業に合わせた文章を一緒に作っていく感じもとても好印象でした。

掲載後のフォローも定期的にご連絡いただきました。応募状況に合わせて原稿の修正、特集への掲載や、転職希望者が多いとされる時期にタイムリーな提案をいただき、弊社のこともよく見ていただいているという印象でした。

興味を持って応募していただければ、あとは私たちが自社の魅力や水上作業についての詳細なこと、実際入ってからの仕事の流れなど、しっかりと伝えていくだけ。選考フローについても相談に乗っていただくなど「こんなことまで」を相談させていただきました。

結果、未経験者ながら若手2名が入社。彼らは入社してもう2~3年たちますが、しっかりと納得してご入社いただいたこともあり、家族の方からも理解を経て、活躍しています。

次の採用に向けて

新卒採用も本格的にスタートし、新卒入社社員も増えてきました。特にここ2~3年は、福島の相馬市に営業所があるからでしょうか震災を経験した方からの応募もあり「社会貢献をしたい」といった応募理由も多いです。

福岡・高松・広島・滋賀の営業所でも地域採用も継続して行っているので「地元の会社で地域貢献したい」という方にも、選んでもらいやすい会社なのかなとも思っています。

出来れば入社前に現場の雰囲気を知ってもらい、仕事のイメージを掴んでくれればと思っていますが、安全面を疎かにするわけにはいかず、現場体験はなかなか難しい状況です。とはいえ、入社前の不安を払拭することは会社としてもやるべきとも理解しています。今後は現場見学WEB説明会なども導入し、より気軽に当社のことを知ってもらえる機会を作っていきたいと思っています。

取材後の感想

土木工事の作業スタッフということで決して簡単な採用活動ではありませんが、掲載後、早期に2名採用できた理由は、同社が社員の方が求めているニーズを理解していることと取材に全面的に協力していただき、協業体制が築けたことだと思います。

現場の作業員の方が働くにあたって強い関心を持つのは、給与と健康とのことで、同社ではそこに最大限配慮した給与体系や健康サポートを行っています。また、それらに加えて、同社の社会貢献性は極めて高く、強い自負を持っています。

それらの点を応募者の方に、現場見学の選考プロセスを設けた上で、丁寧に説明する姿勢も入社意欲が高まる動機づけになっているのではないでしょうか。採用が難しい業界だからこそ、社員や関心を持った応募者の方に徹底的に寄り添う姿勢が強い採用力につながっているのだと思います。

2022年3月取材(取材:種村)

会社名 松原建設株式会社
事業内容 ・一般土木工事(国土交通省他)
港湾工事/海岸工事/漁港開発工事/河川工事/道路工事/造成工事/上下水道工事
・水上土木工事(港・河川・ダム湖・湖沼他)
・船舶・建設機材リース
ユニフロート(組立式台船)/泥上掘削機/作業船/建設機材
設立 1966年(昭和41年)8月17日
本社所在地 千葉市中央区浜野町533-23
代表者 代表取締役社長 佐川克豊
会社HP http://www.e-matsubara.co.jp/